育休後の退職はずるい?円満に辞めるコツと保育園継続する方法を徹底解説!

「退職する気はなかったけど、育休後の生活を想像したら両立が難しそう…。」「このまま退職したらずるいって思われないかな。」など不安になりますよね。

育休へ入る前は退職を考えていなくても、育休中に環境・気持ちが変わることもありますよね。

大丈夫です。何もずるくありません。法律的には会社側は、育休後の退職を規制する権利もないです。

そうは言っても、退職する時に、もめたりすることなくなるべく円満に退職したいですよね。

そこで今回は育休後円満に辞められた私が「育休後の退職がずるくない理由」「円満に辞めるコツ」について徹底解説していきます。

さらに、上の子の保育園継続する方法についてもご紹介しますね!

fuyu
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最後まで読んでもらえると、育休後の退職をトラブルなく終われますし、退職後の生活についての不安が解消されますよ◎

育休後の退職はズルい?出産を機に約50%は辞めている

参考:内閣府データ「第1子出産前後の女性の継続就業率」及び 出産・育児と女性の就業状況について

育休取得した後に退職を考え、「育休後 退職」と検索すると「ずるい」とでてきたりして、「私がしようとしていることってずるいのかな?」

と悩んでしまいますよね。

そんなことないですよ!内閣府のデータによると、もともと働いていた人の中で、出産後も就業継続している人は53.1%ですが(図赤枠)、出産退職する人も46.9%います。

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なので約半数ほどのママさんは、出産を機に退職しているね。

このデータからしても、出産を機に多くの人が辞めているため、育休後に社員が退職する可能性を会社側も少なからず覚悟しています。

つまり

育休後に退職しても、会社側から何にもずるいと思われることはないです

また「育休後に退職すると罰する」という法律もありません

fuyu
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ズルくない理由がわかったら、円満に退職するコツも大切なので抑えておきましょう。

育休後に円満退職するコツ5つ

  1. 退職する意思を早めに伝える
  2. 就業規則をチェックしておく
  3. お世話になった感謝の気持ちと申し訳ない気持ちをきちんと伝える
  4. 退職後に受け取る書類を確認しておく
  5. 復帰が難しいと思わせる退職理由を用意しておく
fuyu
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5つのポイントをそれぞれサクッと解説していきますね!

退職する意思を早めに伝える

退職が会社に迷惑をかけるのは当然と言えるので、負担を少しでも軽くするために「退職しようと」意思が固まったら素早く伝えることが大切です。

社員が辞めるとなると、会社側は新しく人を募集したり、スケジュールを組み直したりしなければいけません。

もし例えば、4月から職場復帰という話で進み、仕事のスケジュールを整えてもらっている中で、突然退職意向を伝えてしまうと、準備をしている会社側からしたら、「もっと早くいってよ…。」と思ってしまうかもしれません。

fuyu
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「仕事を辞める」のは勇気のいることなのですが、ギリギリまで退職意向を伝えないのは辞めましょう。

ポイント

会社の就業規則等を確認し、いつまでに伝えなければならないのか下調べをしておくと伝えるタイミングを逆算しやすくなります。(なお、民法では退職する14日前までに退職する意思を伝えれば良いとされています。)

育休中の場合は、復帰前面談などが設けられている会社もあるため、その面談前に退職意思を伝えるのがベストだと思います!

就業規則をチェックしておく

先ほど、軽く就業規則を確認すると触れましたが退職する際のトラブルを避けるためには就業規則をよく読んでおくことも大切です。

就業規則には、以下のようなルールが書かれていることが良くあります。

就業規則を読む時のチェックポイント
  • 退職の意志を表示する期限
  • 退職届の書式
  • 退職金制度
  • 有給休暇について

「退職したい希望日に退職できなかった。」といったトラブルを避けるためにも良く読んでおきましょうね!

お世話になったことへの気持ちをきちんと伝える

上司へ感謝の気持ち、申し訳ない気持ちを伝えるのはもちろんなのですが、今まであなたを育ててくれ、サポートをしてくれた先輩や同僚、周りの方々にも感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。

そして「復帰後また一緒に働こう!」と言ってくれた方々へもきちんと気持ちを伝えましょう。

fuyu
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「ありがとうございました。」「すみませんでした。」その一言があるだけで、印象がだいぶ変わると思います!

逆に退職理由を伝える際、会社の悪口は言わない方が良いです。

例えば、「この会社だと育児の理解を得られないため育児と仕事の両立ができない」などはNGです。

退職は「辞めたい」という意志があれば退職できるため、円満に退職するためには余計なことは伝えないのが吉です◎

退職後に受け取る書類を確認しておく

退職する前に、退職後どんな書類を受け取るのか以下もチェックしておきましょう。

  • 健康保険被保険者資格喪失証明書
  • 厚生年金基金加入証明書
  • 源泉徴収票
  • 退職証明書
  • 年金手帳(会社へ預けていれば)
  • 離職票

上記の書類は、健康保険・年金の切替えや、ハローワークにて失業手当を取得する時に必要となります。

必要な書類がないと退職した後に自分で取りに行く必要があるので、しっかりと確認しておきましょう。

ちなみに

もし会社へ出向く事が厳しい場合は、郵送でのやりとりも可能です。

その場合は事前に電話等で伝えておくとスムーズにやりとりができますよ!

復帰が難しいと思わせる退職理由を用意しておく

退職理由は、労働法的も必ずしも会社へ申告をしなければならないということはありません。

そのため「一身上の都合」でも良いのですが、円満退社をしたいのであれば、ここはしっかり相手に理解してもらえるように準備をしておきましょう!

fuyu
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例えば、会社に迷惑をかける可能性が大いにあるため退職したいとか、退職して育児に専念したいなど、育休からの復帰後に退職したい事情は色々ありますよね。


このとき、あなたの退職理由がやむをえないものだと伝え、意思が堅いと示せば相手も認めざるを得ません

あなたの退職理由によっては、部署の異動や在宅勤務の提案など、もしかしたら代替え案を提示されることもあるかもしれません。

逆に、「それなら続けられそう!」ということなら受け入れるのもアリだと思います◎

実際に育休後円満退社できた理由3つ

育休は【職場へ復帰することが大前提】で取得する休暇ですよね。

復帰せずに退職しても法律的に問題はありませんが、「マナーの観点」からみると…決して褒められた行動ではないですよね

fuyu
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退職理由によっては、やっぱり職場の人の気分を害する可能性が高いです。

そこで、私が実際に職場の人へ伝えたのち、円満で退職できた理由を3つご紹介します。

  1. 下の子が保育園に入れなかった
  2. 保育園からの呼び出し等で職場へ迷惑をかける可能性が高い
  3. 育児をする環境が変わった

実体験も交えて解説していきますね!

下の子が保育園に入れなかった

子供の預け先が決まらなければ復帰は難しいため、保育園へ入れなかったことをまず伝えました。

待機児童数を減らすために各地域で保育園は増えているとはいえ、まだまだ待機児童の多いエリアもありますよね。

「仕事を続けるつもりで育休をもらったが、保育園に入れなくて復帰が難しい。」という理由であれば、大半は「仕方ないね。」と思います。

もしあなたが住んでいる地域で保育所等利用調整通知書(保育園に入れなかった場合に送られてくる書面)を、入園希望をしない前提で発行してくれるのであれば、そういう手段もアリだと思います◎

「保育園利用不可通知」が手元にあれば、説明もしやすくなります。

私は実際に、区役所の人へ保育所等利用調整通知書(保育園に入れなかった場合に送られてくる書面)を、入園希望をしない前提で発行してもらえるか聞きました

私の住んでいる地域では、入園希望をしない前提だけど職場へはそのことはわからない形式(保育所等利用不可通知)が出来ました!

fuyu
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実際には入園を全く希望しないということではなく、保育園利用申請の際に希望条件を細かく設定できるため、その希望条件を厳しく設定することで、条件に合致する保育所に空きがないという結果になり、利用不可通知が発行されます

保育園からの呼び出し等で職場へ迷惑をかける可能性が高い

保育園へ通い始めた1年間くらいは、子供の発熱等で保育園からの呼び出しが多いですよね。

そうなると、仕事を振られてもこなすはずだった仕事が上手く進まなく結果周りの人へ仕事を手伝ってもらうことになります。


我が家の2番目の子が保育園へ通い始めた時、謎の発熱で呼び出しがしょっちゅうありました。

fuyu
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大げさではなくリアルに、1週間に1.2回くらいしか出勤できませんでした~。

病院を変えたり色々して半年くらいしたら落ち着きましたが、当時子供のことも心配でしたが職場にもすごく迷惑をかけていました…。

そのこともあって、「子供が小さいうちは、発熱等で迷惑をかけることが多いので育児に専念しようかと思います。」と説明しました。

fuyu
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円満に退職するためには、職場のことを思いやった行動が大切です◎

育児をする環境が変わった

育児を実際にしてみると、思ってもみなかったトラブルってたくさんありますよね。

育児中に起こりがちなよくあるトラブルを、以下にまとめました。

  • 出産後、自分の体調がすぐれない
  • 夫が多忙で、自分の負担が増えた
  • 頼れる予定だった人(祖父母など)が体調不良になり、子供が体調不良になった時に身近に頼れる人がいない

このような、予期せぬトラブルが発生すると、仕事と家事と育児の両立はほぼ不可能です。

無理をしすぎて自分の心と体のコンディションが崩れてからでは手遅れとなり、またそれを会社が責任を持ってくれることもありません。

仕事はもちろん大切ですが、あなた自身の人生の一部でしかなく、家庭とどちらを優先するか、あなたの自由ですよ♪

育休後退職しても保育園を継続する方法

仕事を辞めてしまうと、基本的には自宅で育児が出来ると見なされるため保育所利用不可となります。

けど、上の子はせっかく保育園で出来たお友達とお別れしなければいけないですし、ママは自分の時間が確実になくなります。

できたら、退職しても子供にとってもママにとっても保育園は継続したいですよね。

そこで、退職しても保育園を継続する方法を区役所の人へ確認をしながら以下へ記事をまとめました!

保育園継続するためには、手順がとっても大切なのでぜひ参考にしてくださいね。

まとめ

私は育休後に退職するのはずるくないと思っています。

大切な家族がありがたいことに増えたんだから、考えが変わることもあると思います!

しかしながら考え方の違いが人それぞれあるので育休後の退職は、「ずるい」という人もいると思います。

そんな時は会社に影響するであろう迷惑を最小限にし、感謝と申し訳ない気持ちをきちんと伝えれば、ずるいと思われることなく晴れやかに退職できます。

私は、退職したのち今現在フリーランスとして在宅で仕事をしつつ子供は保育園へ元気に毎日通っています。

子育てがしやすく自分に合う仕事なので、家事も育児も両立がしやすくなって心にゆとりができましたよ!

fuyu
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退職してもしないとしても、あなたらしくいられるように、あなたの気持ち・ご家族の気持ちを大切にして結論を出してくださいね♪

それでは、最後までご閲覧いただきありがとうございます。