こんにちは、fuyuです。
今回は、酉の市(とりのいち)で売っている熊手の値段や買い方、意味について紹介していきます。
酉の市名物の熊手、気に入った物が見つかり「買おうかな」と思ったら、値段が書いていなくて戸惑ってしまうことありますよね。
値段をあちこち探したり、買い方がわからなくてあたふたするところを周りの人や、子供に見られたくないですよね。
酉の市で売っている熊手の値段は、500円~数十万円とする物まであります!
熊手の買い方はちょっと変わった粋な買い方をするので、買い方や意味についてもご紹介いたしますね。
だいたいの値段や買い方がわかっていると、買いたい物が見つかった時にバシッと決められかっこいいですよ!
それでは、早速本題です。
酉の市の熊手の値段は500円~数十万円の物ある!
酉の市で売っている熊手は、お手頃な500円~数十万円ほどする物があり、種類や大きさによって異なってきます。
一番よく売れていくのは、1万円~5万円の熊手だそうです。
実は酉の市の熊手は、商売をしている人だけが購入するものではないです。
最近では、商売繫盛をはじめ開運招福、健康や家内安全、恋愛成就など様々な願いを叶えてくれる縁起物として売られています。
そのため、個人で購入する人、会社として購入する人と様々ですが熊手の購入目安も載せておきますね。
- 初めて購入する人…500円~3千円
- 個人商店…5千円~1万円
- 中小企業…1万円~3万円
- 大企業…3万円~20万円
熊手は「おかめ」「打ち出の小槌」「招き猫」「宝船」「小判」「鯛」「米俵」などが、よく装飾されています。
お店によって装飾されているデザインは変わってきますが、値段はデザインよりかは大きさに左右されます。
私の勤めている会社にも毎年酉の市の時期になると熊手が飾ってあるのですが、米俵に本物の稲穂がついていたり、招き猫の顔が可愛くなっていたりと本当に毎年熊手のデザインが変わります。
お気に入りの熊手を、探す工程も楽しいですよね!
一目ぼれして購入したものは、唯一無二なので大切に飾ってくださいね。
酉の市の熊手の買い方は値切って買うが正解!
酉の市の熊手には、特有の粋な買い方があります。それは、「気に入った熊手を値切って買う」という買い方をするんです。

え!縁起物なのに値切り交渉するの?
そうなんです!酉の市は「熊手の商談」と呼ばれるくらい、客と熊手商の駆け引きが名物なんですよ。
「気になるな」「いいな」と目に止まった熊手を見ていると、すぐに威勢のいい熊手商の方から「それは○○円だよ!」と掛け声がかかります。
そうしたらまずは、予算より少ない金額を伝えてみましょう。
ここからが腕の見せ所です(笑)熊手商の方から提示された値段のまま購入はせず、値引きの駆け引きを楽しんでください。
値切れば値切っただけ縁起が良いと言われているため、ここは「なんだか悪いな」と思わず常識の範囲内で値切り合戦を楽しみましょう!
例えば、熊手商の方が「5千円だよ!」と値段を伝えてきたら、あなたは「4,500円!」と値切ります。
そうして「買った」(勝った)、「(値段を)まけた」(負けた)の値切り合戦をしたのち商談が成立したら、熊手の代金を支払います。
この時値切った後の金額を素直に支払うのではなく、値切った分の金額を「ご祝儀」としてお店の方へ支払うのが粋な買い方とされています。
熊手商の方は「ご祝儀」をもらえいい気分になり、あなたも「買った」(勝った)ことでいい気分になり、両方の気分が良くななりますね。
そして商談が成立したら周囲の見物人も参加をして、「商売繁盛」や「健康」を願ってみんなで手締めが行われます。
ちなみにこの「手締め」は、金額としては1万円くらいの熊手を購入するとしてくれる熊手商が多いですよ。
我が家が酉の市に行った時も、値切り合戦が行われていてすごく盛り上がっていました。
なんだか江戸っ子の風習が残っているようで、面白いですね!
活気に溢れていてみんなが笑顔で、見学していて大人も子供も楽しめました♪
初めて熊手を買う時は小さい物を購入する
酉の市で熊手を初めて購入する場合は、まずは小さめのサイズから購入しましょう。
熊手は前の年よりたくさんの福を掻きこめるようにと、毎年少しずつ大きなものにしていくのが良いとされています。
一番初めに大きい物を買ってしまうと、そのあともっと大きくて立派な物を購入しなくてはいけなくなり大変ですよね。
そして前年よりも小さな熊手を購入すると、福徳が下がってしまいます。
とはいえ、前年より大きな熊手を毎年購入するのが厳しい場合は、二年続けて同じ大きさの熊手というのは問題ないそうです。
また、以前熊手を買った店を変えて購入する場合、これまでのより小さい熊手を購入しなおしても大丈夫ですよ。
酉の市の熊手の意味は「運をかき集める」!
冬の名物酉の市では、たくさんの人たちが「熊手」を購入しますね。
酉の市は、元々秋の収穫祭として開催されており、その時に農機具として熊手も販売されていました。
落ち葉などをかき集める熊手は、その形・働きから「副や運を自分の手元に集める」「金銀もかき集められる」と連想されたことから縁起物として意味をもつようになりました。
そして、それにあやかって良い結果が導かれるよう祈るものになったそうです。
確かに、熊手を使ってお掃除をすると落ち葉もガバッとたくさん取れてすっきりしますよね!
お掃除をすると、運気が上がるとかってよくいいますよね。
私の母も私が妊娠中の時に、「無事安産で産めますように。」と願いを込めて実家のトイレ掃除をしていてくれたそうです。
掃除と運気と願いって、いつの時代もつながっているんですね。
熊手を購入後飾る場所と処分の方法とは
酉の市で熊手を購入したら、どこに飾ると一番ご利益にあやかれるか知りたいですよね。
熊手を飾る場所は縁起物ですので、基本的には人の頭よりも上に当たるところへ飾りましょう。
玄関の少し高い位置に飾るか、神棚にお供えするといいですよ。
玄関なら、入口に向けましょう。しかし、北向きに飾るのは避けてくださいね。
「北向き」は北枕や、鬼門といった不吉なものを連想する方角なため縁起物を飾るのは避けましょう。
また、その他で飾る方角によっても招く運が変わってきます。
- 南向き…地位や名誉
- 東向き…仕運や勝ち運
- 西向き…金運や財運
招きたい運によって、飾りたい方向も検討してみてくださいね。
そして熊手を処分するときは、翌年の酉の市へ持参し感謝の気持ちを込めて「熊手納め場所」へと納めます。
もし酉の市へ色々な事情があり、行けなかった場合は年内に購入した神社へ持っていけば大丈夫ですよ。
きちんとした場所へ飾り、きちんと処分をすれば毎年よい運をあなたのもとへかき集められますね!
まとめ
今回は、「酉の市の熊手の値段は?普通に買ってはダメ!?買い方や意味も紹介!」と題して酉の市の熊手の値段と買い方についてご紹介いたしました。
また、意味や買った後の飾る場所、処分の方法についてもまとめました。
酉の市で売っている熊手の値段は、500円~からあり、最初は小さい物から購入しましょうね。
購入する時は提示された値段で購入するのではなく、酉の市名物「熊手の商談」として値切り合戦を楽しんで粋な買い方をしてくださいね。
我が家は、もっぱらグルメ屋台を目的として酉の市へ行くのですが、その時に聞こえてくる熊手を購入する掛け合いを聞くのも好きです。
みんなが一体となって掛け合って、商談が成立したのち「手締め」をして終わるその一連の流れが「江戸っ子っぽいな」といつも思います。
まるで、江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚に手軽になれて面白いですよ!
酉の市に売っている熊手の値段や、買い方がわかったら値札が書いていなくても気に入った熊手をスマートに購入することができ、幸先が良い新年を迎えられますね!
酉の市へ熊手を買いに行ったら、他の方の掛け合いもぜひ見てみてください♪
それでは、最後までご覧いただきありがとうございます。